18.横内城跡 よこうちじょうあと

遺構と出土遺物の組み合わせからは、15世紀半頃〜16世紀末までの継続年代を示していて、横内城跡の成立年代を示していると考えられています(『新青森市史』資料編1考古)。
国道103号の旧道が八甲田山ろくに差しかかる手前、横内字亀井にあります。城跡のある場所は現在真言宗智山派朝日山常福院が建ち、それ以外は畑地・宅地となっています。
別名「堤城」「鏡城」とも呼ばれ、戦国時代に南部氏一族の堤氏が本拠としました。天正18年(1590)3月に大浦為信に攻められ落城し、その後為信はここに「横内城番」を置いたと記録には残されています。
横内城の西と南に広がる集落は、当時の城下集落に由来する可能性が指摘されています。
制作:青森市民図書館歴史資料室
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