市内中心部から南西に約7.5キロ、青森空港を経て浪岡に向かう県道27号の坂の北側の丘陵頂部とその東側斜面に遺構があります。 藩政時代には館主がわからなくなっていた館跡で、丘陵頂部に構築された館は飛鳥山館跡や戸崎館跡などに類似したものと思われます。また、東斜面側には数段に及ぶ平場があり、この姿はむしろ「戦国的」といってよい特徴を示しています。したがって、使われた時期が異なる施設であった可能性が高いとみられています。
制作:青森市民図書館歴史資料室