『浪岡町史』の刊行案内

 かつてこの地に拠を構えた浪岡北畠氏は、朝廷から官位をもらい、「御所」と呼ばれていました。今も「中世の里」と称される浪岡地域の歴史を、本シリーズをもとにたどってみませんか。

 『浪岡町史』は平成17年3月に全巻完結しました。



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『浪岡町史』通史編第1巻(自然・原始・古代・中世Ⅰ)

刊行 平成11年度 
判型 A5判
ページ数  871ページ
価格 3,667円

主な内容
浪岡町は古代以来地勢的に交通の要衝であり、自然環境に恵まれていました。本巻は浪岡北畠氏が当地に入部するまでの歴史的な営みと、自然・生物・社会環境を余すところなく盛り込んでいます。

第Ⅰ部 浪岡の環境
第1章 自然環境
第2章 生物環境

第Ⅱ部 浪岡の夜明け
第1章 考古学と浪岡
第2章 先史時代の生活
第3章 水田稲作の伝播と弥生文化

第Ⅲ部 北奥の古代・中世をさぐる
第1章 蝦夷の世界
第2章 浪岡町の古代遺跡
第3章 鎌倉武士と津軽の世界
第4章 南北朝の動乱と津軽
第5章 安藤氏と南部氏

付図
浪岡町管内図
浪岡町地質図



『浪岡町史』通史編第2巻(中世Ⅱ)

刊行  平成15年度
判型 A5判 
ページ数  609ページ 
価格 3,143円

主な内容
北畠氏の系譜と浪岡入部以後の津軽地方における地位の確立、南部氏・安藤氏との関係や浪岡城発掘調査によって発見された遺構・遺物等に基づいた浪岡城と北畠氏特集。

第Ⅳ部 浪岡城と北畠氏
第1章 浪岡御所北畠氏
第2章 浪岡御所北畠氏の盛衰
第3章 浪岡城の位置と構造
第4章 浪岡城の発掘調査
第5章 浪岡城の調査成果
第6章 浪岡城の研究と史跡指定



『浪岡町史』通史編第3巻(近世)

刊行  平成16年度
判型 A5判 
ページ数  681ページ
価格 3,143円

主な内容
北畠氏と同盟関係の南部氏が大浦氏(後の津軽氏)により覇権を奪われ、津軽氏は弘前に拠点を移した。津軽一帯の支配を中央から認められた津軽氏が幕藩体制に組みいれられていく状況を浪岡地域を舞台に詳述。

第Ⅴ部 近世の浪岡
第1章 藩政の成立と浪岡
第2章 貞享検地と浪岡の村々
第3章 交通と流通
第4章 産業の発達
第5章 藩政の展開と浪岡
第6章 藩政の終焉と浪岡
第7章 藩政期浪岡の人々の生活



『浪岡町史』通史編第4巻(近・現代)

刊行  平成15年度
判型 A5判 
ページ数  911ページ
価格 3,667円

主な内容
幕藩体制が崩壊し、明治新政府による近代国家の建設を出発点として、明治・大正・昭和の三時代、さらには平成15年頃までを地方の立場で捉えながらわかりやすく記述。

第Ⅵ部 浪岡の近・現代
第1章 明治維新と浪岡
第2章 近代日本の形成と浪岡
第3章 大正・昭和期の浪岡
第4章 戦後の浪岡
第5章 新浪岡町の成立と発展

第Ⅶ部 21世紀を迎えて
第1章 浪岡のまちづくり
第2章 発展する産業経済
第3章 医療と福祉
第4章 ゆたかな教育
第5章 はなやかな文化とスポーツ

第Ⅷ部 記憶に残る浪岡-民俗の視点から
第1章 衣・食・住の生活
第2章 社会生活
第3章 民間信仰
第4章 人の一生
第5章 年中行事



『浪岡町史』資料編別巻Ⅰ(絵図ほか)

刊行  平成13年度
判型 B5判
ページ数  551ページ
価格 2,619円

主な内容
絵図や仏像、さらには地域に伝わる伝説・伝承の聞き取り調査の報告。また、浪岡地域に遺る文化財や古文書の所在についても紹介。

第1章 絵図
第2章 神社と寺院
第3章 仏像と仏画
第4章 絵馬
第5章 浪岡周辺の伝説
第6章 文化財
第7章 町内文書の目録

付図
浪岡町遺跡地図
浪岡町内神社・寺庵所在地図


『浪岡町史』資料編別巻Ⅱ(石造記念物ほか)

刊行  平成14年度
判型 B5判
ページ数  631ページ
価格 2,619円

主な内容
身近に存在する信仰の対象である石造記念物や、浪岡の地を訪れた人々の手による紀行文、そして現在では途絶えてしまったものもある生活の技など、地域を身近に感じられるテーマによって記述。

第1章 石造記念物
第2章 棟礼
第3章 紀行文の中の浪岡
第4章 生活の技
第5章 生活のきまり
第6章 新聞と写真で見る浪岡
附章 基礎資料

付図
浪岡町内宗教的石塔および地蔵堂・墓地分布図
史跡浪岡城関係石碑および顕彰碑ほか分布図



閲覧所

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